安全管理報告書 2017年度版

小湊鉄道株式会社では、社の指針の第一に「交通安全を第一に・人命最優先・ゆっくり・きれいに」を掲げ、法令の遵守とともに安全輸送に努めております。鉄道事業法に基づき、輸送の安全を確保するため全社員が一丸となって以下のとおり取り組んで参ります。

1. 安全基本方針と安全目標

安全に関する基本方針

  • 社長及び役員は安全第一の意識をもって、事業活動を行える体制、整備に努めるとともに、鉄道施設、車両及び社員を総合的に活用して、輸送の安全を確保する為、管理方針その他事業活動に関する基本的な方針は次の事項によるものとし、安全確保に関する事業の実施状況等を踏まえ必要に応じて見直すものとする。
  • 社長、役員及び社員(社員に準ずる者も含む)(以下「社員等」という)の安全に係わる行動規範は次のとおりとする。
    • 一致協力して輸送の安全確保に努める。
    • 輸送の安全に関する法令及び関連する規程(本規程を含む以下「法令等」という)を良く理解すると共にこれを遵守し厳正忠実に職務を遂行する。
    • 常に輸送安全に関する状況を理解するよう努める。
    • 職務実施に当たり、推測に頼らず確認励行に努め、疑義ある時は最も安全と思われる取扱いをする。
    • 事故、災害等が発生した時は、人命救助を最優先に行動し速やかに安全適切な処理をとる。
    • 情報は漏れなく迅速、正確に伝え、透明性を確保する。
    • 常に問題意識を持ち、必要な変革に果敢に挑戦する。
  • 小湊鉄道経営計画及び輸送の安全確保の為に必要な施設整備計画等は適宜見直すものとし、当該計画及びこれに基づく取り組みの実績その他安全に関する情報については、毎年度これをとりまとめ、この安全報告書において公表する。

安全目標

定量的な目標

列車事故 0
人身障害事故 0
踏切障害事故 0

平成29年春の全国交通安全運動実施計画

  • 実施期間 平成29年4月6日(木)~平成29年4月15日(土)
  • 実施事項
    • 運転取扱いにおける基本動作の徹底、異常時における安全な運転取扱い及び運行管理の徹底
    • 災害・火災発生時等における迅速かつ的確な避難誘導及び情報提供
    • 線路、信号保安設備及び車両等の点検整備の徹底
    • ホ-ム事故防止のため、安全設備の点検整備の徹底、その使用方法の旅客への周知及び旅客への注意喚起
    • 視覚障害のある人への声かけ等の強化及び旅客による声かけを促進するための啓発活動の推進
    • 踏切保安設備等の点検整備の徹底及び踏切通行者(特に子供とその保護者及び高齢者)等に対する啓発活動の推進
    • 線路内立ち入り及び置石等を防止するため、線路巡回、啓発活動(特に子供とその保護者)等の推進
    • 本年4月10日(月)が「交通事故死ゼロを目指す日」とされたことに留意しつつ、交通安全意識の高揚を図るため、車内放送及び広報誌等を通じ、また、車両、駅停留場、事業者等にポスタ-、垂幕、立看板等を掲示し、本運動の主旨を一般に周知
  • 講習計画 4月11日・12日・13日に乗務員を集め安全講習を行います
講習会実施内容 ① 乗務のありかたについて
② いちはらアートミックス、小湊鉄道100年祭について
③ その他
講習会実施期日 4月11日・14日・17日の3日(18名参加)

平成29年度 夏季の輸送安全総点検運動実施計画

  • 実施期間:平成29年7月10日(月)~平成28年8月10日(木)
  • 重点項目
    • 事故等防止にかかる安全管理の実施状況
    • 自然災害、事故等発生時の乗客等の安全確保のための取組状況(通報・連絡・指示 避難誘導)
    • テロ対策の実施状況(警戒体制の整備・発生時の対応)
  • 点検事項
    • 安全管理の実施状況
    • 施設・車両の保守及び工事等の実施
    • 事故、災害発生時の体制等の整備状況
    • テロ対策の実施状況
    • プラットホームにおける事故防止対策の実施状況
    • キャンプ場・バンガロー村の事故防止
  • 講習会
    • 4月11日・12日・13日に乗務員を集め安全講習を行います
講習会実施内容 ① 適性検査クレぺリン
② 危険予知について
③ その他
講習会実施期日 7月20日・24日・25日・26日・27日・28日の6日(61名参加)

平成29年秋の全国交通安全運動実施計画

  • 実施期間 平成29年9月21日(木)~平成28年9月30日(土)
  • 実施項目
    • 運転取扱いにおける基本動作の徹底、異常時における安全な運転取扱い及び運行管理の徹底
    • 災害・火災発生時等における迅速かつ的確な避難誘導及び情報提供
    • 線路、信号保安設備及び車両等の点検整備の徹底
    • ホーム事故防止のための、安全設備の点検整備の徹底、その使用方法の旅客への周知及び旅客への注意喚起
    • 視覚障害のある人への声かけ等の強化及び旅客による声かけを促進するための啓発活動の推進
    • 踏切保安設備等の点検整備の徹底及び踏切通行者(特に子供とその保護者及び高齢者)等に対する啓発活動の推進
    • 線路内立入り及び置石等を防止するため、線路巡回、啓発活動(特に子供とその保護者)等の推進
    • 本年9月30日(土)が「交通事故死ゼロを目指す日」とされたことに留意しつつ、交通安全意識の高揚を図るため、車内放送及び広報誌等を通じ、また、車両、駅、停車場、事業所等にポスタ-、垂幕、立看板等を掲示し、本運動の主旨を一般に周知
  • 講習会
    • 期間中に乗務員・五井駅職員を集め車両火災を想定し避難誘導訓練及び消火訓練を予定しております
講習会実施内容 ① 列車火災訓練(五井機関区洗車線)
講習会実施期日 9月27日・28日・29日の3日(62名参加)

平成29年度「年末年始の輸送等に関する安全総点検」実施計画

  • 実施期間 平成29年12月9日(金)~平成29年1月8日(月)
  • 点検事項
    • 安全管理(乗務員に対する指導監督体制、施設・車両の保守管理体制)の実施状況
    • 施設・車両の保守及び整備(実施基準等の遵守)の実施状況
    • 地震、津波、風水害等の対策設備並びに事故、災害等の発生時における旅客の避難誘導及び情報提供体制等の整備状況
    • プラットホ-ムにおける人身障害事故防止対策の実施状況(ホームにおける安全確認及び必要に応じた声かけ、車内放送等による旅客への注意喚起等の実施状況及び安全設備の状況)
    • 「鉄道テロへの対応ガイドライン」を踏まえた、防犯カメラによる監視、駅構内及び沿線の重要施設(運転指令所・車両基地等)等の巡回等の実施状況、テロ発生時の通報・連絡・ 指示体制の整備状況、テロ発生を想定した訓練の実施状況
    • 新型インフルエンザ対策の実施状況
    • 安全講習会実施について 12月14日・15日・16日に予定
講習会実施内容 ① 29年9月13日に発生したアクアライン高速バス事故DVD
② 今年度のトロッコ運行についての反省、意見
③ 安全について
④ DVDを観ての感想など
講習会実施期日 12月14日・15日・18日・19日・21日・2月8日の6日(51名参加)

2. 事故等の発生状況と事故防止対策

鉄道運転事故の発生状況

過去5年間の鉄道事故の発生件数の推移は次のとおりです。

年度 事故件数
2013年 10件
2014年 5件
2015年 3件
2016年 16件
2017年 18件

2017年の18件は踏切障害、水害、雪害、動物、気温上昇等による輸送障害です。

災害の発生状況(地震、風水害等)

2017年度は5件。

輸送障害の発生状況(30分以上の遅延や運休)

2017年度は18件。

事故の兆候の報告

今年度の事故の兆候の報告件数は次の通りです。

信号違反 0件
車両脱線 0件
施設障害 26件(遮断棹破損)
車両障害 0件
置石 4件
その他 15件
45件

事故防止対策

  • 安全統括管理者は、事故、災害等その他輸送安全確保に関する情報を分析、整理し事故防止対策の検討を行う。
  • 安全統括管理者は、前項の検討を通じて、事故、災害等の発生防止又は安全意識の向上から、輸送業務に携わる者に周知することが重要である事項については、社員等が共有できるようにしなければならない。

行政指導等

なし

3. 輸送の安全確保の為の取組み

  • 安全管理規程等の整備
    安全統括管理者及び゜その他の責任者は、輸送安全確保の為、本規程、法令に基づく実施基準、施設、車両維持及び運転に関して必要となる規程を定め、適宜見直し、社員等にこれを周知する。
  • 安全管理体制維持の為の教育訓練
    安全統括管理者は、安全管理体制の維持、改善に必要な教育、訓練について適宜実施する。
  • 事故等の緊急事態が発生した場合の措置
    • 列車の運行に携わる者は、事故、災害等その他緊急を要する事態が発生した時は、被害者救済その他被害拡大防止の為、「災害対策要綱」等により迅速かつ的確に対応する。
    • 列車運行に携わる者は、救急活動等の為、鉄道係員以外の者が線路内に立ち入る必要があるときは、運行停止その他安全確保の為の措置を講じる。
  • 規程帳票類等の備え付け及び記録管理等
    • 本規程その他輸送安全確保に関する規程、鉄道施設及び車両構造、性能等に係わる帳票類その他必要な資料等は、必要な部門に備え適切に保管する。
    • 安全統括管理者の意見及び輸送安全に確保に関する事業運営上の方針作成に当たる会議の議事録を作成し適切に保管する。
    • 前各号に掲げるほか、輸送安全確保に必要な文書の管理については、安全統括管理者の命を受けた者が行う。

4. 当社の安全管理体制

社長及び役員の責務

区分 責務事項
社長 輸送の安全確保に関する最終的な責任を負う。
社長・役員
  • 輸送安全確保の為、事業実施、管理体制整備と管理方法を決定する。
  • 輸送安全確保の設備、輸送要員、投資、予算その他必要な計画策定及び実施に必要な責任者に対し、安全性及び実施上の観点から検証を計画策定及び実施に必要な責任者に対し、安全性及び実施上の観点から検証を行わせる。
  • 輸送安全確保の為、鉄道事業の実施及び管理状況を把握し必要な改善を行う。
  • 安全統括管理者のその職務を行う上での意見を尊重する。
  • 事故及び事故のおそれある事態、災害その他輸送の安全確保に支障を及ぼすおそれある事態(以下「事故、災害等」という)のの規範、内容等に応じ、事故対策本部設置、責任者、対応方法その他必要な事項を定めて社員等への周知、徹底をする。

組織体制と管理担当者の責務

鉄道事業の安全確保に関する体制は別表第1図の通りとし、各役割、権限は次の通りとする。

管理担当者名称 責務・役割・権限
安全統括管理者
鉄道部長
輸送安全確保に関する業務を統括する。
運転管理者
鉄道部次長
安全統括管理者指揮の下、運転に関する事項を統括する。
施設・車両管理者
鉄道部次長
安全統括管理者指揮の下、施設及び車両に関する事項を統括する。
運輸管理者
運輸課長
運転管理者指揮の下、運行管理並びに運転に関する業務を管理する。
乗務員指導管理者
運輸課長・車両課長
運転管理者指揮の下、運転士、車掌の資質の保持に関する事項を管理する。

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